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植物病理学 研究分野

 微生物によって引き起こされる伝染性の病害は、農業生産において大変重要な影響をもたらします。植物病理学は、植物が病気にかかる原因を解明し、その知識を作物保護に役立てることを目的とした学問です。

 私達は植物、病原微生物および環境微生物の相互作用を深く理解するための研究を進めています。植物は進化の過程で、自然環境に生息する多くの微生物に対して抵抗性を獲得しました。しかし、一部の微生物は特定の植物種の病害抵抗性を回避あるいは打破することによって病原菌となり、作物に重大な病害を引き起こします。私達は、植物が本来持っている病気に対する抵抗力、病原菌の病原性戦略、微生物間の相互作用を理解することによって、その知見を病気に強い植物の育成、微生物の有効利用などに役立てることを目指しています。

© 2016- by Plant Pathology Lab. Nagoya University.

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